中性浮力のコツを知ろう
明日のツアーで役に立つ!中性浮力のコツ
ダイビングを始めて間もない頃の悩みNo.1が中性浮力!
「これで出来てるんかな?」「合ってるんかな?」と自分自身でも中性浮力が出来てる出来てないがよく分からなぁい!
そんな迷えるダイバーの皆さんへ\(^o^)/
中性浮力とは
水中での無重力状態、水面にいるわけでもなく、水底に沈んでもいない状態のことです。
中性浮力がどんな水深でも作れるようにになると、ダイビングの楽しさだけでなく、安全面もググっとアップします!
そう、よく見かけるこの光景っ
この状態になるまでに、何をどうしたらいいか?
明日、早速ダイビングツアーを控えている方も、まさにあと10分後に潜り始める方も
ぜひ実践してみてください!
今すぐ実践!中性浮力
①その手足、動きを止めよ
動きをやめた瞬間、沈んだら・・
そう、まだまだBCDにエアが足りず、フィンキックによる水深力に頼って浮いてたということ。
無意識に、足をいっぱい動かしてませんか?
いったん、落ち着きましょうか(´・ω・`)
②今、水平姿勢?
手足の動きを止めりゃ、体勢がなんだっていいワケでは無いのです。
すばらしい中性浮力には、すばらしい姿勢がつきもの!
間違った姿勢(主に立ち姿勢)によるダイビング中ストレス
●泳ぎにくくなる
対処:もっと、思い切って足を後ろに放り出して泳いでみましょう
●すぐ浮く、または急浮上する
対処:水平になってるつもりでも、想像以上に立ち姿勢で泳いでいる可能性あり!自分の体勢がどうなってるかなんて、わっかんないもんです。頻繁に急浮上をするなら、もっと寝そべってみましょう!
③ダラーン。
グギギギギ・・・と、マウスピース食いちぎる勢いで、歯を食いしばってませんか?
バランス良く中性浮力を取る為には、体の力を抜くことも非常に重要!水中で「今、ちゃんと体の力を抜いているか?」を思い出して、リラーックス!
じっくり実践!中性浮力
上記で述べたのは、今すぐにやってみてほしい中性浮力の実践。
ここからは過去のログブックの確認をしたり、+αで実践したい中性浮力のコツです!
①適正ウェイトの把握
ウェットスーツで、何キロ?
ドライスーツで、何キロ?
ダイビングで必ず身に付けるウェイトは、人によって、着用するスーツによって、もっと遡ると背負うタンクの種類と容量によって異なります!
身に付けるウェイト数で、水中での中性浮力、どれだけBCDに給気するかが変わります。
ドライスーツの時は、中に着るインナーによってもウェイト数は変える必要がありますので、毎回ログブックにはどんなインナーを何枚着たか?を記入しておくと、ダイビング経験と共に、適正ウェイトが判明します!
②こまめに水深チェック
BCDに入れる空気は、水深によっても大きく変わります!
浅場→少し
深場→いっぱい
中性浮力マスターなるもの、いつの間にか変化する水深に翻弄されるのではなく、支配してやりましょう。
ダイブコンピューターでこまめな水深チェック!
ミンナキライ・急浮上阻止にも繋がります!
③呼吸、落ち着いて。
特に浅い水深でのダイビングは、息を吸ったり、吐いたりするだけで浮き沈みします。
正しい姿勢でダイビングできていれば、焦ることはありません!ここで焦って無駄にBCDの空気を出し入れする必要もないのです。
●吸う→浮く→浮き切る前に息を吐く
●吐く→沈む→沈み切る前に息を吸う
悟りの境地のごとく、常に落ち着いて呼吸できれば、呼吸をも支配できます。
中性浮力をマスターしたダイバーは、むやみやたらとBCDに触っていないのです。
支配しましょう。
④BCDのサイズと操作
中性浮力を作る際、BCDの吸排気機能が「どこにあるか」「どんな形か」どこにあるか、見なくてもすぐに操作できるでしょうか。
BCDは、残念ながら全世界ピッタンコに一緒ではありません。
メーカーによって吸排気機能のボタンの形や数が違います(;´・ω・)
いっぱいあるダイビング器材メーカーの中から、どのメーカーを取り扱い、レンタル品を置くかはお店によって全然違います。
また、BCDのサイズ感も大事!
自分の体にとって・・
●サイズ小→着れない
●サイズ◎→バランス◎
●サイズ大→バランス✖
体にとって、ジャストフィットに調整できるものが中性浮力マスターへの道!
バタバタ動かず姿勢良く、落ち着いて呼吸し、力を抜いて泳げてるのに、BCDのせいで台無しだったら、勿体ないったらありゃしない。
将来、いろんな場所でダイビングをしたいと考えるならば、毎度使用方法が異なるレンタル品よりか、使い慣れたマイBCDが安心です。
⑤経験あるのみ。
結局は経験が一番!
ただ何も考えずに潜るのではなく、1ダイブにつき何か一つでいいので、意識しながら潜ってみましょう(`・ω・´)
今回は、体の力を抜くこと意識してみよう!
次は、むやみに手足を動かさないようにしてみよう!
ちょーっとずつ(=゚ω゚)ノ
そして体が忘れないうちに、楽しみつつも練習を☆
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まだ中性浮力が体に染みついてないときのブランクは大敵です!
始めたての時こそ、コンスタントにダイビングを継続しましょう☆
中性浮力とれるメリット
①ダイビングが楽しくなる
まずはこれに尽きる!楽しいの土台は中性浮力から!
水中で浮遊する感覚は、いままで経験したことのない気持ち良さがあります(*´ω`*)
②エアの消費が減る
ダイバーにとって生命線ともいえるシリンダー内の空気。中性浮力が取れてないと、どうしても泳ぎで浮力をカバーしがち。
たくさん泳ぐ分、たくさん呼吸をしちゃう。その結果・・他の人より、空気減るのが早く、チーム全体を巻き込んだ短時間ダイビングとなってしまいます。
③砂を巻き上げない
最初のうちは、よくある巻き上げ。キレイな海を見たいはずが、自ら視界不良にし、砂地に住む生き物をパニックに陥れ、ロクな写真が撮れない等、巻き上げてイイコトナシ。
本数を重ねたダイバーがこれをやっちゃうと・・赤面モノでございます(;´・ω・)たまに振返ってみたり、他のダイバーはコッソリ教えてあげましょう。
④安全停止が楽ちん
中性浮力が上達すると、どんな場所でも安全停止ができるようになります!
写真のように、ロープが混雑している時も中性浮力がバッチリであれば、ロープに頼らずとも安全停止ができますね!
そして潜降・浮上も、ロープに頼らず出来るようになるので、ドリフトダイビングなどアンカリングしないシチュエーションのダイビングも楽しめるようになります!
目指すは写真右のダイバー!
⑤サンゴ礁を傷つけない
沖縄や海外のリゾート地に行くと、見渡す限り一面サンゴ礁!なダイビングポイントも数多く存在します。
サンゴは海の生態系を担う貴重な生き物!中性浮力をばっちりとって、優雅に泳ぎたいものです!
⑥体力温存
中性浮力が上手に作れるようになると、始めたての頃に比べ、びっくりするほど疲れにくくなります。
リゾートツアーにいったら、1日中ダイビング三昧なんて出来ちゃうのですが、体力ありきです!
3泊4日のツアーで8本潜りましたが、もうちょっと潜れたね、と
中性浮力抜群のお客様は、仰ってました(=゚ω゚)ノ
中性浮力まとめ
①その手足ストップ
②姿勢を改めよ
③脱力せよ
④適正ウェイトの把握
⑤水深チェック
⑥落ち着いて呼吸
⑦BCD使いこなして
⑧経験あるのみ
以上8項目!
出来そうな項目から、1つずつ実践してみましょー☆
めざせ全項目クリアです(=゚ω゚)ノ
「今日はコレを頑張る」と、ぜひ一緒に潜るインストラクターにも伝えてみましょう!
「出来てたよ」「もっとこうしてみたらいいよ」と話があれば、もっと中性浮力の上達は、早いはず!
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